とりかえしのつかない記憶のような美しい実験

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と、土佐さんがtweetしてくださった動画です。(ありがとうございます!!)

“とりかえしの ~ “は作品名にしたいぐらいですが、
今のところ作品名は”uv laser fade out test #”です。
fade out screenとかgradation なんちゃら、
とか、そういうのも考えつくわけですが、
汎用的な装置を作りたい訳ではなくて、
何を見て、何が見えているのか、ということを考えながら
幾つか作品を作ろうと石橋さんと話していて夜な夜な自由研究。

心理的にどうなるかということではなく、
解像度、間隔、階調を減らしても認識出来るかとか、そういう実験です。
臨場感とか再現とかそういう方向では無いです。

ソウルではインタビューで
「どうしてUVレーザーと蓄光塗料で絵を描くことを思いついたのですか」
と聞かれましたが、UVレーザー x 蓄光塗料は定番の組み合わせなので
最初に選んだ時には何か出来るかな、、ぐらいしか考えておらず
福沢君に発注して買ってもらいました。どちらもその辺で買える手頃なものです。
(逆にscoreLightのシステムはハイスペックで金額も高い)

城先生からもご指摘があった通り、色は他にも試してみたいところ。
(この辺勢いで書いてわけが分からなかったので書き直しました)
色の異なる蓄光塗料を交互に塗ればRGBも行けるのかもしれないですな。

後は赤外線レーザー / 可視光プロジェクタとタグで高速で動いている物体にも
文字や絵をきちんと描画出来るとか、出来るかどうか分からない様なことにチャレンジしたい。

元々は三ヶ月位前にライゾマに来ていた案件で企画を担当していたのがきっかけで、

*床を蓄光塗料で塗りつぶしてその上をUVレーザー搭載車が
 走って巨大な絵を書くとか(車系:余裕の没)
*建物に蓄光シートを貼って絵を書くとか(Night Lightsの廉価版:没)

とか、色々と出していたのですが一通り没になって、
タイミング良く展示の話が来て石橋さんとの共作に移行。

グラデーションが出来るなと思ったのは
シートの特性、つまり蓄光の蓄の部分、時間軸をうまく使えないかなと
考えたからなわけですが、予想していたよりもうまく行っており
大分盛り上がってます。

フェードアウト = グラデのアイディアが出る前には空間的なところ、
蓄光の光の部分(レーザー)にフォーカスして考えていたので、

平面ではなく立体にも描画出来る

とか、

遠くに描画出来る

とか、

照射される側のオブジェを動かす

とか、

そういうアイディアの出し方になっていて
思い浮かべば大したことないですが、
違ったベクトルで考えていると意外と出て来ないものですな。

ここからどうやって仕上げるかが問題。
日が完全に落ちたら開発スタート。
ofxLaser developed by Motoi で今夜も405nm。

それまではデザイン仕事。。。