True終了。
本番中にMotuのインターフェースがクラッシュし、
入力は来ていて、レベルメータを観た感じ出力しているが
音が出ないと言うトラブルに見舞われて、今年二度目のスーパードテンパイ。
ダンサーから筋電が外れるという緊急事態が発生した場合には、
・録音していた筋電のデータを再生する(4ch)
・手動で筋電データを再現(1chのみ。)
・アタックボタン、ランダムシグナルボタン(4ch)
筋電データはセンサーを装着して、一度キャリブレーションしたら
その値をファイルに保存しているので、万が一maxがクラッシュしても
即再起動すれば、そのシーンからすぐに追いかけられる。
等等、センサー周辺は諸々準備していたので
何とか乗り切れるだろうと踏んでいたのだが、
インターフェースがクラッシュしたのではどうにもならん、、。
今年度二番目に焦った、、。
が、途中から復帰。
公演後、カンタ君にメールすると
「あー。それ良くあるねー。」
とのこと。今まで起きていなかったのが珍しかったのでしょうか。。
MSPのオブジェクトを生成すると、DSPがoffになる時は要注意。
MOTU Travellerの場合は、インターフェースのセッティングで
工場出荷状態に戻せばとりあえず直ります。
ちなみに一番焦ったのはシンガポールで筋電ダンス作品。
https://www.daito.ws/cgi-bin/a-news202/a-news.cgi?date=2007.03.31
一回目の公演のシグナルベクターサイズは32か64とかなり小さかったですが、
二回目は128でした、。若干レーテンシーが違ったのですが、
ビデオ観たら違い分かるかな。
で、タイトルに書いたLateral thinkingの話。
筋電センサーが新しい技術と勘違いされている事が結構多くて、
「すごいセンサーですねー」と言われたりするのですが、
筋電センサー自体はむしろ古い技術で、特にハイテクなわけでは無いです。
実用的な方向に開発されているのはもちろんのこと、
アート系でもAtau Tanakaさんや長島洋一さん等取り組んでいる方は
たくさんおります。
実用的な方向の例
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2252982/1768447
アート系
http://nagasm.suac.net/ASL/paper/IPSJ0203.pdf
今回使用しているセンサーは、照岡大先生に制作して頂いているので
最高に素晴らしいものではあるのはいうまでも無いですが、
肝心な所は、既に使い古された技術を異なる視点で捉え直して使うと言う所ですな。
そのために、ソフト的に必要な事が出て来て開発するという事が発生して
ゴリゴリと書くわけですが。
Wiiなんて、その最たるもので加速度センサーは思いっきり枯れた技術なわけですが
モーションを解析するプログラムはかなりすごい。
どこかにそのデモがあったのですがリンク紛失しまsた。
Gunpei Yokoi
枯れた技術の水平思考
http://en.wikipedia.org/wiki/Gunpei_Yokoi
で、それを観た事もあって、今回はジェスチャー解析にチャレンジしたかったのですが、
技術不足と、次々と発生する作業のため断念。
横浜までにはその辺も実装して自己満足度をアップさせたい所。
今回はタイミング系のプログラムが多くて、
例えば、
右手を使うシーンでは左手の筋電をオフにして、
右手からのシグナルが来たら、次は右手をオフにして
左手の入力を有効にする、、とか。。
永遠とxmlファイルをいじくってました。
経費の計算をするために、膨大な領収書とエクセルと格闘している時
の感覚に似ておりました。
昨日は公演を観に来て下さった方々とお話をする機会があって
上の様な話をしていたのでここにも書いておきました。
皆様お疲れさまでした。
31歳の夏が終わりました。。。
2,3日国内を放浪して東京に戻ります。
写真は戻ってからアップします。