設営二日目。朝、B&Oの技術者が来てくれたのでスピーカーのテストを行う。pinkノイズを使ってスピーカーの接続やら音像やらを軽くチェックして終了したのだが、この後大問題発生。よーく聞くとノイズが入っているスピーカーがあって、430〜450hz付近、8500hz以上でノイズが乗ってくる事が判明。他のスピーカーではノイズが出ていなかったため、ケーブルチェック、電源チェック等を行うがどうやら特定のスピーカー、フラワーロボティクスから運び込んだB&Oのスピーカーに問題がある模様。技術者の方に、ユニットを交換もらいウーハー部分は直ったもののツイーターには依然として問題が。最終的にはノイズというよりも、スピーカーの特性で高周波を入れると変な音が鳴る事が判明。その音も個体差が結構ある。通常のB&Oユーザーはこういう使い方をしないためしょうがない。そもそも、あまり大きな音をごりごり出すスピーカーでもないし。デザインは相当良いですが。この展示ではGenelecだと見栄え的にちょっと厳しいし、。結局半日以上スピーカーのトラブルシューティングに明け暮れてLEDと共に作業し始めたのは夜になってから。一度事務所に戻った後徹夜作業。インタラクションが結局最後まで決まらなかったが、桂さん、石橋さんと議論した結果朝方何とか決定。あえて書かないので実際に観に来てください。しかし、松井さん、桂さんをはじめとしてスタッフ全員が次の日の朝10時まで作業するという異例の気合いの入れ様。最終的に使ったサウンドは、前日まで用意していたものとは全然異なるが実際に展示物を置いた状態では一番良いかなと。自分で作業している時は、ここまで根詰めてしまうと何が何だか良くわからなくなったりする事もあるのだが、そこはさすが松井さん、桂さんがガッツリとディレクションをしているため制作がスムーズに進むというか悩むべきベクトルが常に見えているというか。勉強になります。