2004/07/19 (月)

old diary

ついにRefind Colorsワークショップ最終日。
あっという間である。
結局一度鍾乳洞とサファリパークに遊びに行った以外は、
ほとんどレオパレス>YCAM>居酒屋 or 作業
の繰り返しだったのも時が経つのを早く感じさせたのかもしれない。

当初の目標であったら、Logicに制作の環境を移行するというのは
失敗に終わり、というかLogicは僕のように無茶苦茶波形を編集する人には
向いていない事が判明。(予想)
細かい動作がProtoolsの方が早い。(慣れているだけ説あり)

Refind はアジアツアーでも、Protools LE+Maxという僕が普段使っている
システムを採用。シンクはMTC。SMPTEは、Protools LEでは受けられない。
SMPTEをMTCにコンバートしても良いのだが、
今のところ問題なく動いているので変更はしない予定。

今日は昨日作った照明に振り付けを作って踊らなければいけない、、。
しかし、そんな事をいきなりやるのは無謀過ぎるのでとりあえずは
シコシコ照明を作る。

人生初の照明はHeckerの破壊的なドローン音に合わせてみた。

1,波形を見ながら変化のある場所に全てキューを打ち込む。
波形に合わせて照明のキューにカーブをつける。
(この時点でもなかなか格好良かった。。)
2,打ち込んだキューの前後0.1〜0.3秒の場所にキューを打ち込む。
この時点では全てモノクロ。
(色のカーブがリニア過ぎるのでそれを改善するため)
3,音を聞きながら音階の変化がある場所にキューを打ち込んで、
色をつける。
{色を付けた前後で自動的にアプリケーションが色のフェードを作ってくれるのだが、これだけでも相当気持ちよい。たとえば打ち込んだキューが白で、次に
打ち込んだキューが赤だったら、リニアに色が白からピンクを経て赤に変わって
行く。)
4,一瞬赤いLEDを光らせるというパターンを作って曲のシーンが変わる場所に書く
5,違う照明のレイヤーにも同じ事を行う。本来はコピーする所なのだけれど
手作業で行う。
6, フェードが連続している点は削除。

と、非常に面倒くさいことを行っていたのだけれどそれはColorwaveという
LED照明用のアプリケーションにほとんど機能が付いていないから。。
とにかく限界まで音と照明を同期させてそれを壊していったのだけれど、
普段はプログラムでやっている作業なのでかったるかった、、。
はまり作業なので一度集中すれば永遠とやってしまうのだけれど。

ワークショップの最後に各自、発表をするのだけれど
なんとトリを務めることに。(本当はただのオマケという噂)

振り付けはもちろん出来ていなかったので照明と音だけを
発表しようと思ったのだけれどリチ君というYcamのスタッフが
急遽踊ってくれることに。

どうやって踊るかなーと心配していたのだけれど、
音と照明が違う意味を持つほどの踊りを
してくれて思わず笑ってしまった。
とても良かった。

ワークショップ自体も3日間という短い期間ながら皆きちんとした
踊りを発表していて驚き。

その後、居酒屋まるにてグランドフィナーレ飲み会。
空きっ腹だったためにビール2杯半で撃沈。

素面のYcamスタッフの子に車でレオパレスまで送ってもらう事に
なったのだけれど、急遽秋吉台に行ってもらうことに。

展望台で横になって酔いを覚ました後、洞窟探検。

マグライトの光を消すと真っ暗になるのだけれど、
いつまで経っても目が暗闇になれない。

普段は真っ暗闇といっても時間が経つとボンヤリ周囲が見えてくるのだが
ここではそれが起こらないので不思議な体験だった。
水滴の滴る音だけを頼りに自分の位置や向きを把握していたのだけれど、
それもかなりいい加減で、単純な構造の洞窟なのに何度も迷ってしまった。
外に出ると少し日が昇り始めていて、
背の高い木々に囲われている中で蛍が飛んでいる世界は
幻想的でたまらなかった。
貴重な体験。
最後に良い思い出が出来ました。