針の動きをプログラミングしながら石橋さんが
「これそのうち何か役に立ちますかねぇ、好きだからいいんですけどねぇ」
と得意のハニカミスマイルを出しながらつぶやいておりましたが、
正直言って役に立たないと思います。。。
そして、儲けを出すためにやるのだったら最低最悪の
仕組みを僕達は作ってしまったと思います(笑)
大量生産に憧れる今日この頃です。
職人さんの指導の元、工場で開発しているのですが
時々職人さんが僕らの作業を観て
「そんなに簡単なものではなかったでしょ??」
と言わんばかりの笑顔を出しており、なかなか悔しいので
驚く様なものを作りたい所。
ただ、何で世に出回っている刺繍が塗りつぶされているものが
多かったり、丸みを帯びているものが多かったりするかが
段々分かってきました。
耐久性を持たせるための仕組みやら、ミシンのスペックを最大限
引き出すためには特定の模様を選ぶ必要があるわけですね。
ので、僕らがやっている様な刺繍のパターンは相当特殊なもので
工場ではいろんな刺繍を観る事が出来るのですが、
似た様なものはまったく無いです。
コードを刺繍しているのですが、
こういう何度も糸を切る必要があるパターンは
最適な針の動きを選んでいたとしても相当時間がかかります。
下の刺繍はちょこっと書いて、すぐに糸を切って移動して、
また少し書いて糸を切って、、、、という事をやっています。
+の様なシンプルなパターンを刺繍で書くとしても
いろいろなやり方があって特殊空間におけるレンダラーを
作っている様なものだと思います。
新しい発見がたくさんあるので良しとしましょう。。