滑走路を音楽トラックに見立て、シンプルな音構造の楽曲と滑走路の灯火をリンクして、視覚的に表現している。滑走路には、航空機の進入方向を誘導する「進入灯」、中心線を示す「滑走路中心線灯」などの灯火が設置されており、あたかも巨大な光のインスタレーションのように見えることからこの着想を得た。空港滑走路を使った公開収録は国内初の試み。
滑走路は幅45m、長さにして2km。その長大さを活かすため、滑走路を水平方向に長く使って撮影。滑走路上の位置をトラッキングし、AR的に表現した。カメラの移動距離が長いこと、また空港であることに因み、撮影には大型の空撮用ドローンを使用した。
本作品の収録は、「のと里山空港」(石川県輪島市)にて2016年10月9日(日)に開催されたアートイベント「のと里山空港アートナイト2016」において、空港プロモーションビデオの公開収録プロジェクトとして行われた。
Credits
クリエイティブディレクター:真鍋大度(Rhizomatiks Research)
テクニカルディレクター:石橋素(Rhizomatiks Research)
プロデューサー:千葉秀憲(Rhizomatiks)、上田悠介(レイ)
演出:清水憲一郎
カメラマン:渡邊龍平、アマナ
CG : GORAKU 川田昇吾
制作協力:高橋裕行、のと里山空港賑わい創出実行委員会、石川県奥能登総合事務所