About

真鍋 大度

アーティスト、プログラマ、コンポーザ

1976年東京生まれの真鍋大度は、音楽家の両親のもと、音楽とプログラミングに親しんで育つ。DJやジャズバンドでの活動を経て、東京理科大学で数学を学んだ際に作曲家イアニス・クセナキスの思想に触れ、音楽生成における数学的アプローチの研究を始めた。これが後の創作活動の基盤となる。

2006年にライゾマティクスを設立。数学と音楽のバックグラウンドを生かし、テクノロジー・映像・身体表現の融合を探求しながら、リオ五輪閉会式のAR演出など革新的なプロジェクトへと発展させた。坂本龍一、Björk、Nosaj Thing、Squarepusher、Arcaらとの協働も数多く行い、その独創的なAudiovisualパフォーマンスは、Sonar Barcelona、MUTEK、TodaysArt、Dekmantelをはじめとする世界各地の国際フェスティバルで発表されている。

近年は神経科学者との協働を通じて、培養神経細胞を用いたバイオフィードバックシステムなど、生命と機械を融合する作品を制作。また、Sinan Bokesoyと共にsonicPlanet LTD.を創業し、ジェネラティブ・オーディオのための実験的なソフトウェアを開発している。現在はStudio Daito Manabeを主宰し、アート・テクノロジー・サイエンスを横断する表現を追求している。