本インスタレーションは、これまでダンサーの身体表現、そして自身の脳活動、そしてAI、ロボットなどをモチーフに作品制作を行ってきた真鍋が自然と人工物、生物と機械との境目に着目した新作である。
人工生命や人工知能といったソフトウェア上で生成する試みとは異なり、実際の神経細胞を用いることによってどの様な表現を獲得出来るかを作品を通じて実証実験するプロジェクトの第一弾。
ソフトウェアや人間によるオペレーションでは作り出せない新しい視覚表現を獲得するために、外部からの電気刺激に対応する分散培養細胞の神経活動データが持つ時空間的パターンを解析、変換し音と光のデータを生成している。
(データ提供:高橋宏知研究室)